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​微物理特性の把握

研究ツール開発で紹介した装置による実時間分析や、採集した資料の電子顕微鏡分析により、エアロゾルの濃度だけでなく、粒径・混合状態・形状などを明らかにします。

 

​これらの単一粒子ごとの微物理特性はエアロゾルの湿性除去効率や放射特性を決める重要な因子です。左写真は、東アジア上空で採集された人為起源酸化鉄粒子の例 [Moteki et al. 2017] (足立光司博士により撮像)。

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​航空機による観測

大気観測専用の航空機に 観測装置を搭載し、3次元の空間分布を把握します。

 

航空機観測データは、長距離輸送された汚染物質の発生源や輸送効率を把握し、数値シミュレーションの結果を検証したりするために用います。左写真はドイツが保有するPOLAR5航空機。

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​降水中のエアロゾル観測

降水とともに除去されるエアロゾルは、降水雲中で起きている湿性除去過程を把握するのに重要な情報を含んでいます。

 

降水中に含まれる黒色炭素粒子は、雲の中でエアロゾルが経験した除去過程のトレーサーとして使えるのです。左の写真は、本郷キャンパス理学部1号館屋上に設置した観測設備です。

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東アジア汚染空気の観測

東アジア域は世界で最も人為起源エアロゾルの発生量が多く、とくにエアロゾル放射強制力が大きな領域です。また中緯度から北極域へ輸送されるエアロゾルの主な発生源の一つです。

 

東アジアの汚染大気中のエアロゾルの長期データを取得し、モデル検証に利用します。左写真は、国立環境研究所が運営する沖縄県辺戸岬の観測所です。 

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